アクセス

平日 9:30-12:30 / 14:00-17:30
9:00-12:30 / 14:00-18:00

乳歯の特殊性

Specialty of Baby Teeth

1、虫歯に色が付きにくいので、発見が遅れる

永久歯の虫歯は黒くなることが多いのに対して、乳歯の虫歯はそれほど黒くなりません。見た目では虫歯がないように見えても、マイクロスコープで確認したりレントゲンを撮ったりして初めて発見される初期虫歯が多くあります。

乳歯の虫歯(発見が難しい)
レントゲンで確認した虫歯
進行した虫歯(黒くわかりやすい段階)

幼稚園・学校の歯科検診は視診のみで行われるため、レントゲンなしでは初期虫歯の発見はほぼ不可能です。定期的に歯科医院でのレントゲン検査を受けることをおすすめします。レントゲンによる被曝量はごく微量であり、安全性は確認されています。

2、虫歯が出来る場所の多くが歯の間

虫歯ができやすい場所は主に3箇所あります。①咬む面の溝、②歯茎との境目、③歯と歯の間です。

フッ素入り歯磨き粉の普及により、①と②の虫歯は以前に比べて減少しています。しかし問題は③の乳歯の奥歯の間(歯間部)です。真上から見ても色の変化がなく、見た目では全く気づけません。

また、乳歯は永久歯に比べて歯の高さが低いため、虫歯が内部(歯の根の方向)へ進みやすいという特性があります。

3、乳歯の歯の構造の問題

乳歯は妊娠中から形成が始まり、生後しばらくの間に石灰化が完成します。乳歯が作られる期間は約1年半ですが、永久歯は約6年かけて形成されます。

そのため、乳歯のエナメル質(歯の表面の硬い層)は永久歯より遥かに薄く、酸への耐性も弱いのです。乳歯は永久歯と同じように考えてはなりません。

4、口の中の容積の問題

3歳児の口の中の容積は大人の約1/3程度です。歯の数は20本(大人は28本)で、サイズも当然小さいです。しかし食事の内容や量は大人に近くなってきます。

乳歯の奥歯の間に虫歯があると、咬む面への圧力で歯が欠けやすくなります。「あっという間に大きな虫歯になってしまった」と感じるのは、このような乳歯の特性によるものです。

5、食生活の問題

第一子(長子)は甘いものに触れる機会が少なく比較的問題が起きにくいですが、第二子以下は上の子のおやつに触れる機会が早まり、甘いものに慣れるのも早くなる傾向があります。また、おじいちゃん・おばあちゃんが同居しているご家庭では、お菓子を与えがちになることも注意が必要です。

食生活と虫歯の関係・予防歯科については、以下のページもご参照ください。

topへ