「なぜ日本人は歯並びが悪いの?」
来日したアメリカ人に、こんな質問をされたというお話を、最近よく聞きます。というのも、アメリカでは、歯並びが悪いと、「育ちが悪い・経済力がない・自己管理能力がない」というイメージがあり、経済大国と言われる日本で、日本人の歯並びが悪くて驚いた、というお話です。
日本に住む外国人に、日本人の歯並びに対する印象について聞いたアンケートがあります。 「日本人は歯並びが良い」と回答した人はわずか4%にとどまり、76%が「歯並びが悪い」と回答しました。
日本人の約80%は「歯並びによって笑顔の印象が左右されると思う」と、思ってはいるものの、矯正治療を行わない結果が、外国人たちがもつ私たちの日本人の印象「歯並びが悪い」につながっています。
見た目だけではない歯並びの重要性
健康は健口から!と言われるように、お口の健康はカラダの健康と深く関連しています。ここでは、歯並びを整える重要性について、『カラダへの影響』と『心との関係』をお話しますね。
『カラダへの影響』
歯並びが悪いということは、歯が不揃いに並んでいるため、がんばって歯を磨いても、常に磨き残ししやすい状態です。磨き残された汚れの中の細菌は、むし歯や歯周病の原因になってしまいます。
噛み合せが悪いと特定の音が発音しにくいことがあったり、顎の関節が悪くなり口が開けにくくなったり、顎関節症になったり、肩や首がこるなどの症状がでたり、顔を歪みにもつながると言われています。
また、噛む力というのは、とても強く、歯並びや咬み合せの悪さが、長い年月をかけると歯に致命的なダメージを与えます。歯が移動したり、欠けてしまったり、ヒビが入ったり、抜けてしまうこともあります。
『心との関係』
歯並びが悪いこと、噛み合わせが反対になっていることを気にされている方は、手で口を覆うようにして話したり、消極的な性格になったりされていらっしゃるようです。
歯並びや噛み合わせを気にされていらっしゃるなら、どうぞご相談ください。 勇気がいることかもしれませんが、私たちは、矯正治療のプロです。 この最初の一歩、勇気を出して、いっしょにがんばってみませんか?
カラダと心、どちらも健康な状態でいることが一番です。 気になることや心配・不安なこと、どんなことでも、お気軽にご相談ください。