妊娠中の方へ
妊娠中のカラダの変化は、お口の中にも影響をあたえることがあります。ホルモンバランスの変化や、つわり、食生活の変化などが妊婦さんのお口の環境を悪くし、次のような症状が多くみられます。
妊娠中は、レントゲンや薬がおなかの赤ちゃんに心配だから、歯科医院に行かずに我慢するという人もいるかもしれません。
しかし、妊婦さんのお口の中が歯周病になっていると、早産や低体重児出産のリスクが7.5倍上がるという調査が出ています。 (アメリカの研究結果・早産や低出生体重児のリスクはタバコや年齢などの要因よりも歯周病の方が高く7.5倍、初産になると8倍近くに(Offenbacherら:J Periodontol,67:1103-1113,1996改変引用)(2003年鹿児島大学、鹿児島市立病院産婦人科の調査も同様の結果)
詳しくは、まだ研究途中なのですが、お口の歯周病菌が増加し血中に入り込むことで、子宮が予定よりも早く収縮し、早産・低体重児出産へとつながるということです。
歯周病は、なかなか自覚症状がなく、自分で気づいた時には、とても進行していることが多くあります。でも恐れることはありません。歯科衛生士による専門的なクリーニングで歯周病は改善することが出来ます。
出産を予定されている方は、ぜひ一度ご相談に来てください。