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歯周病が早産に及ぼす影響

投稿日: 2016年1月8日  | カテゴリ: 都筑デンタルBLOG

アメリカの研究報告で、歯周病の進行で早産や低出産体重児のリスクが高まるという、にわかには信じられないような発表がなされたのは1996年でした。

歯周病と早産・低出産体重児のリスクは、喫煙や出産年齢による要因と比べ7.5倍も高く、初産になると8倍近いリスクがあるといわれています。

その理由は、陣痛と早産のメカニズムに関係しています。

 

 ◆早産がひき起こされる理由
陣痛を起こすのは、プロスタグランディンと呼ばれる子宮収縮作用のある物質で、この分泌量が増加することで陣痛が促されます。

陣痛を起こすプロスタグランディンの分泌を促すのが「サイトカイン」と呼ばれる、炎症によって増加する生理活性物質です。膣や母体の血液を介して細菌感染し、絨毛膜や羊膜などが炎症を起こすことで、早産をひき起こすのです。

つまり、細菌感染→炎症→サイトカイン増加→プロスタグランディン分泌→予定より早い子宮収縮→早産・低出産体重児というわけです。

 

 ◆歯周病が早産を起こす理由
これと同じメカニズムが、歯周病にも当てはまります。歯周病は、歯周病菌に感染して炎症を起こしている状態なので、やはり早産・低出産体重児のサイクルと同様のことが起こるリスクをはらんでいるのです。

歯周病が進行するにつれ、血液中のサイトカインが増えていきます。サイトカインの数値が高い人ほど、出産時期が早くなっていることが分かっています。

妊娠37週未満で生まれた早産の新生児や、2,500g以下の低出産体重児を出産した母親の中には、歯周病がかなり進行している人が大勢いたということが判明しているのです。


歯周病は、ある程度進行するまで自覚症状はありませんから、つい治療開始を先延ばししてしまうのだと思います。しかし、お腹の赤ちゃんへの影響を考えるなら、早めの治療が大切なのです。
 

妊娠してからでは、つわりで歯ブラシを口に入れるだけで吐き気を覚えたり、ホルモンバランスの変化によって、唾液の分泌量が減少して虫歯ができやすくなります。

妊娠・出産の前に、虫歯や歯周病の治療は済ませておきたいものですね。

 

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