子供のすきっ歯は治療が必要?(発育空隙)
◆発育空隙について
子供の歯の状態に【発育空隙(はついくくうげき)】というものがあります。
子供の歯列に隙間がある状態のことなのですが、特に上顎前歯部に出来る隙間を示すことが多いようです。
前歯に隙間が出来るため、【醜いアヒルの子】の時期という風に呼ばれることもあります。
この症状は第一大臼歯萌出が完了した時期に起こることが多いのです。
隙間が生じるのは生理的なものであるため、永久歯の萌出が完了すると隙間も消えていくと思います。
◆発育空隙なら問題ない
このすきっ歯のことを正式には【空隙歯列】と呼ぶのですが、これは顎の大きさと比較して歯のサイズが小さい、先天的に歯の本数が足りないということなどが理由となっています。
そして、前歯の間が空いている状態を【正中離開】と呼ぶのですが、これが乳歯で起こっているのか永久歯で起こっているのかで全く変わって来るのです。
乳歯の時に起こっている状態だと、上記でも記した【発育空隙】であるということになるため、正常な状態と考えられます。
これは、永久歯のスペースを作るために隙間が出来ているためです。
むしろ、乳歯の時にスペースが出来ていないと、永久歯が生えるスペースが足りずに【叢生】となることがありますので注意が必要になります。
◆すきっ歯になる理由
成長過程ですきっ歯になる以外にも、上記で少し記した【顎の大きさと歯のサイズが合っていない】、【先天的に歯の本数が足りない】という理由があります。
また、生活習慣によっても起こりますので注意が必要です。
例えば、頬杖をつく癖、仰向け以外の体勢でいつも寝ている、舌を前に押し出す癖(出っ歯の人や唇を閉じていられない人に多い癖)などがあると、すきっ歯になりやすいという傾向があります。
◆まとめ
すきっ歯になっているのが乳歯か永久歯かということが重要です。
乳歯なら正常であることが殆どですが、永久歯なら早めに治療した方がいいでしょう。
今は綺麗に治療する方法もありますので、なるべく早めに歯科医に診てもらった方がいいと思います。
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