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子どもの歯肉炎が急増中!?

投稿日: 2015年12月1日  | カテゴリ: 都筑デンタルBLOG

もし、お子さんに、以下の症状が見られたら、それは歯肉炎かもしれません。

・硬いものを噛んだり、歯みがきをしたら血がでる
・歯ぐきをむずかゆがっている
・歯肉のフチが、赤く丸みを持って膨らんでいたり、触るとぶよぶよしている1.jpg

実は、小・中学生の4割が歯肉炎だというデータもあります。(厚生労働省の「歯科疾患実態調査」)歯肉炎は、自覚症状がなく、お子さん自身では気づきにくいため、お母さんがしっかりとお口の中をチェックしてあげてください。

 

歯肉炎とは

「歯肉炎」とは、歯ぐきが炎症を起こして、赤く腫れたり出血したりする状態で、放置しておくと「歯周病」につながってしまいます。(※「歯周病」は、悪化してしまうと歯周組織が破壊され、元には戻らず、結果として歯が抜け落ちてしまいます。その他にも、身体へも害を及ぼすことが分かってきました。妊婦さんは、「歯周病が早産に及ぼす影響」のページをご覧ください

 

★歯肉炎の原因


1.png歯と歯ぐきの間に溜まったプラーク(歯垢)が原因です。

永久歯の表面に周波条(しゅうはじょう)というミクロの溝があり、歯ぐきに近いほど深くなっています。この部分は、歯ブラシの毛先が届きにくくプラークが溜まりやすいので、ブラッシング不足などで、付着したプラークを放置していると、歯ぐきが炎症を引き起こしてしまうのです。

特に、歯が生え変わる時期のお子さんのお口の中は、乳歯と永久歯が混在している状態で、抜けている箇所もあれば、デコボコな箇所、隙間が見られます。歯ブラシを上手く歯や歯と歯の間などにあてられず、磨き残しができやすくなり、それが歯肉炎の原因となります。



★歯肉炎の予防と改善


1.正しく歯磨き!

予防と改善には歯磨きが効果的です。

お子さんが歯肉炎の場合は、歯と歯ぐきの境目に、歯ブラシの毛先を軽くあてて振動させるように動かしてブラッシングします。この時、血がにじんでくると思いますが、ここで止めてしまうとなかなか治りませんので、磨き残しがないように、数週間続けてください。根気よく続けることで、出血もなくなり、健康な歯茎へと戻ります。

お子さんは、毎日頑張って磨いているつもりでも、きちんと磨けていないのが現実です。お子さんのブラッシング後は、お母さんがお口の中をしっかりとチェックしてあげてください。

(※歯肉炎の80%は、歯と歯の間で起こります。そこで、歯磨きをする前に、デンタルフロスで歯と歯の間のプラークを取り除くと、より予防効果が期待できます。)
 

2.甘いものを控える

歯磨きを続けているのに改善しない、いつも歯茎が赤みを帯びている、という場合は、糖分の多い食生活になっていないか?考えてみてください。毎日の食生活に糖分が多いと、血液中の血糖値が上がってしまうため、一生懸命歯磨きをしていても、歯肉炎が改善しにくくなります。食生活を見直し、砂糖・甘いものを極力控えてみてください。3か月ほど続けると、歯茎の色が健康的な色へと変わります。


3.口呼吸を止める

お口の中は、殺菌・清浄作用を持つ唾液の力によって守られています。もちろん、歯茎の粘膜もこの唾液の力によって守られています。しかし、口呼吸によってお口の中が乾燥し、唾液の分泌が抑えられると歯肉炎が起こりやすくなります。口呼吸で良いことは一つもありません。お子さんが口呼吸なら、鼻呼吸に改善しましょう。
詳しくは、「虫歯・食生活・唾液の関係」ページをご覧ください



4.免疫力をアップさせる

お口の中の細菌と身体の抵抗力が戦っている所が歯茎です。歯茎の健康で、身体の健康が分かるほどです。歯肉炎は、風邪や疲れなどで、身体の抵抗力が落ちると悪化しやすくなります。普段から、元気に運動して免疫力を高めておくことも大切です。
詳しくは、「「免疫」を高めて歯周病予防を」ページをご覧ください




★歯肉炎と診断されても…


子どもの「歯肉炎」は、歯周病に発展する危険性はほとんどなく、改善しやすいです。お子さんが、歯肉炎だと診断されても、しっかりとケアしてあげれば、それほど心配する必要はありません。正しい歯磨きの仕方は、歯科衛生士が丁寧に指導いたします。どうぞ、お気軽にお声かけください。

当院では、定期的にプロフェッショナルケア(歯医者さんでのクリーニング)を受けることをお勧めしています。歯や歯ぐきの問題の予防にも早期発見にもなります。
詳しくは、「歯科衛生士によるプロフェッショナルケア(歯医者さんでのクリーニング)とは」こちらのページをご覧ください。

 

 

★まとめ


歯肉炎は、歯周病への第一段階です。
放っておかずに、ご自宅での歯磨きとプロフェッショナルケア(歯医者さんでのクリーニング)で、しっかり治しておきましょう。





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