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唾液検査で虫歯のリスクが分かる?!

投稿日: 2017年9月8日  | カテゴリ: 都筑デンタルBLOG

毎日歯磨きをしていてもすぐに虫歯になってしまうと思っている人は唾液検査を受けてみるといいかもしれません。
唾液検査はサリバテストと呼ばれ、あまり時間もかからず簡単にできる検査です。
唾液を検査することで、唾液の性質や分泌量、口内の細菌の種類や量を知ることができ、自身の口内環境がどのような状態なのか知ることができます。
口内の環境が分かれば自身にあった虫歯予防の方法がわかります。

 

サリバテストは妊婦さんや子供でもうけることができます。
子供の歯が永久歯に生え変わるような頃、特に虫歯には気をつけてあげたい時期なので、虫歯予防のためにも検査しておくといいでしょう。

 

★サリバテストとはどんな検査?

サリバテストは唾液の量、酸を中和できる能力、虫歯菌の数の検査です。
検査方法はとても簡単です。

 

・唾液量検査

唾液がどれくらい分泌されているのかを調べるため、味のないガムを5分間噛み続けて唾液を出させ、唾液量をはかります。
唾液には抗菌、保護、自浄、潤滑、緩衝、味覚、再石灰化、消化などの作用がありますから、唾液量が多ければ虫歯リスクが下がるという事になります。

 

・酸を中和できる能力の検査

この検査は、唾液を試験紙に一滴落として色の変化で判定します。
酸は歯を溶かすので虫歯の原因になりますから、口の中が酸性状態になっていると、虫歯リスクが高まります。
食べ物を食べれば酸性に傾きますが、この酸をどれだけ中和できるのかがこの検査で分かります。
中性に戻る速度が速ければ、それだけ虫歯になりにくい状態だという事です。

 

・虫歯菌の数の検査

歯垢をとって、ミュータンス菌やラクトバチラス菌の数を検査します。
ミュータンス菌が多いと歯を溶かしますし、ラクトバチラス菌が多いと虫歯を進行させます。
これらの菌の数が多いほど虫歯になりやすいという事が分かります。

 

 

 ★サリバテストにかかる費用は?

サリバテストは保険適用のない検査で、予防歯科で行われています。
保険が適用されないので、費用は歯科医院によって異なります。
いくらかかるのか知りたい場合は、前もって当院にお尋ねくださいね。

 

 

唾液量が多いと、

虫歯になりにくいのですが、唾液には2種類あり、種類によって唾液の有効性も変わってきます。
唾液にはさらさらの唾液とねばねばの唾液があります。
どちらが理想的なのかというと、さらさらの唾液です。
ねばねば唾液は口臭を引き起こす事もありますから、要注意です。

 

唾液の状態は変化しますから、

さらさら唾液の人がねばねば唾液に変化する事もあります。
さらさらの唾液が分泌されるのは、食べ物を視覚や臭覚で感じたり、食べ物を口に入れた時です。
この唾液は耳下腺から分泌され、口の中を洗浄し、食物を飲み込みやすくします。
消化酵素もこの唾液には含まれているので、消化も助けてくれます。
また食事で酸性になった口内を中和する働きもあります。

 

さらさら唾液は副交感神経で調節され、分泌される唾液ですから、安静時唾液とも呼ばれています。
リラックスしている時には、さらさら唾液が分泌されるんです。

 

 

ねばねば唾液は

緊張したり、ストレスが溜まってイライラしている時に分泌されやすい唾液です。
また年齢が増してねばねば唾液になる事も。
ねばねば唾液は舌下腺から分泌されています。
ねばねば唾液には、納豆やオクラに含まれているムチンが多く含まれていますが、このムチンが含まれる唾液は顎下腺からも分泌されています。
顎下腺から分泌されている唾液は、ねばねばとさらさらを混ぜ合わせたような状態の唾液です。
ねばねば唾液はデメリットばかりではなく、粘膜を保湿して傷を防いだり、細菌が入るのを防いだりしてくれます。

 

 

ただずっとねばねばの状態だと、

自浄作用がなくなり、口臭が発生しやすくなります。


副交感神経の調整によってさらさら唾液は分泌されますが、さらさら唾液が出ている時はリラックスしている状態で、口臭が発生する事もありません。
ねばねば唾液になっている時は、できるだけリラックスできるように気を休めたり、水分をとるなどして、口臭を防ぎましょう。

 

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