フッ素の塗布はいつごろから始めればいい?
子供の虫歯予防のためににフッ素(フッ化物)の塗布を・・と考えている方も多いかと思います。でも、いったいいつごろから始めるのがいいの?という方もいるのではないでしょうか。
フッ素(フッ化物)には、歯の再石灰化を助けたり、酸に強い歯質にしてくれる作用があります。フッ素(フッ化物)は歯の表面のエナメル質と結合して歯を丈夫にするものです。そのため、塗布は乳歯でも永久歯でも、生えた直後に塗るのが一番効果があると考えられています。
赤ちゃんの歯は、下の前歯から生え始める場合が多いと思いますが、この歯が生え始めたあたりから、歯科医院には定期的に通うようにしましょう。
フッ素(フッ化物)の塗布は、上下の前歯が生えてきたところで始めるとよいでしょう。
赤ちゃんだと、うがいがまだ出来ないのに大丈夫?と思われる方もあるかと思いますが、問題ありません。うがいがまだ出来ない年齢でも塗布は可能です。
ただ、フッ素(フッ化物)の塗布はそれだけで虫歯予防が出来るというわけではありませんので、歯磨きなどの習慣がしっかり身についていないと、やはり虫歯になってしまいます。フッ素(フッ化物)の塗布は虫歯予防の補助的なものと考えて日々のセルフケアはきちんと行いましょう。
フッ素とは土、海、大気、植物、動物、人の身体といった、あらゆるものに微量ながら含まれています。
毎日食べているもの、緑茶などの飲み物などからも摂取することが出来るものなのですが、それだけでは微量過ぎて虫歯予防に効果がないため、直接塗布するという方法がとられています。海外では水道水にフッ素を入れたりしているところもあるそうです。
フッ素(フッ化物)の塗布は歯の生えはじめから始めるのが一番効果が高いのですが、大人でも効果を得られないわけではありません。フッ素入り歯磨き、フッ素洗口、フッ素塗布などを行ってみるのもよいでしょう。
歯磨きが習慣的にできているつもりでも、正しく磨けていなかったり、虫歯になりやすい食生活だったりする場合もあるとおもいます。
フッ素(フッ化物)の塗布など、歯のメンテナンスのために歯科医院には定期的に通うようにしておきたいですね。口内のトラブルも小さなうちに発見して治療できれば負担も少なくすみます。
◆フッ素は継続の塗布が必要
4歳未満なら4ヶ月に1回程度のフッ素塗布と、フッ素入りの歯磨き剤を使用するといいでしょう。
4歳以降は3ヶ月に1回程度のフッ素塗布と、フッ素入り歯磨き+フッ素洗口が推奨されています。
基本的に現在販売されている市販商品の約85%はフッ素配合がされていますので、フッ素入りを探すことはまったく難しくないと思います。
フッ素洗口とはうがいのことで、一部の幼稚園、小学校でも行われているのですが、日本での普及はあまり進んでいないようです。
ちなみに、フッ素入り歯磨き剤の虫歯予防効果は20~30%、歯科医院でのフッ素塗布は30~40%、フッ素洗口は50~80%と考えられています。
歯磨き剤と洗口だけで効果がありそうだと思うかもしれませんが、歯科医での塗布されるものは歯磨き剤の10倍程度の濃度があるため効果が期待出来ますし、検診も兼ねられますので、歯科医には行くことをお勧めします。
余談ですが、フッ素塗布は高齢者にも効果があるものです。
歯の根にも吸収されるため、知覚過敏を抑制する働きも期待出来るのです。
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