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歯並び と 食生活・悪い癖について

投稿日: 2016年12月11日  | カテゴリ: 都筑デンタルBLOG

■歯並びには食生活が影響している?!

親の歯並びは子どもに遺伝すると言われていますが、厳密に言えば、歯並びというよりも、骨の大きさや位置、歯の数、歯と顎の大きさのバランスなど、歯並びの決め手となる要素が遺伝した結果、同じような歯並びになってしまいます。でも歯並びを決める要因は、決してそうした遺伝的なものだけではありません。

普段の食生活も歯並びに大きく関わっています。

ファーストフードやインスタント食品など、あまり噛まなくても溶けやすい食品が世の中には溢れているので、和食中心だった昔の食事に比べると、噛む回数はかなり減ってきています。噛む回数が減ると、顎の骨も小さくなり、歯が生えるスペースも余裕がなくなるため、今の子供や若者は、必然的に歯並びが悪くなってしまう事が多いのです。

弥生時代には、カワハギの干物やクルミ、栗など、よく噛まなければ飲み込めない食事ばかりだったので、弥生時代の人たちは、現代の人たちに比べて、6倍以上も咀嚼していたそうです。噛む回数が多いとそれだけ時間もかかるので、食事時間も今と比べて5倍も長くなります。縄文人の場合には、歯は単に食べ物を咀嚼するためだけのものではなく、皮をなめすなど、道具としても使われていました。そのため、咀嚼筋が発達し、下顎の幅も広く、歯並びも良かったそうです。

弥生時代というと遠い話になりますが、発展途上国のこどもの歯がキレイに並んでいることに気づく人もいるでしょう。モンゴルの遊牧民が大都市に移り住むようになって歯の矯正をする人が増えたという話もあります。よく噛む事によって顎の筋肉が鍛えられ、骨も発達し、歯並びが良くなる条件を満たせるような骨格になるんでしょうね。



歯並びが悪くなってしまうと、後々歯列矯正をしなければいけませんが、歯ごたえのあるものをよく噛んで食べる食生活を小さな子どもの頃から続けていれば、歯並びが悪くなるのを防ぐ事はある程度できます。食生活によって、歯並びは変わってくるのですね。

よく噛むという事は、歯並びを整える以外にも様々なメリットがあります。
アンチエイジング効果や虫歯・歯周病の予防、脳の活性化、肥満予防、味覚の発達、消化酵素の分泌促進など、人は噛む事で様々な恩恵を受けられます。

欧米では特に歯への意識が高く、歯並びがキレイかどうかは、その人を計る大事なポイントとなっています。キレイな歯並びは子どもたちの明るい未来に繋がります。そして、その根本は、よく噛んで食べるという食生活にあるのだという事を、親は意識した方がいいかもしれませんね。



■この癖が子どもの歯並びを悪くする?!

乳歯が永久歯に生え変わる6から7歳の頃になると、歯並びの悪さにも気が付くようになっていきます。歯並びが悪いのは何も遺伝ばかりではありません。子どもが無意識にしている癖によって、歯並びを悪くしてしまう事も。
では、どんな癖が子どもの歯並びを悪くするのか、ご紹介しましょう。

☆口呼吸
鼻ではなく口で呼吸をすると、舌の位置が正常ではなくなります。
顎の形成には、舌の位置が大きく関わっているため、舌の位置が正常でない場合には、顎が小さくなってしまい、歯並びに悪影響を及ぼしてしまいます。

☆指しゃぶり
指しゃぶりは3歳までなら何も問題はありませんが、5歳になっても止められない場合には、出っ歯になったり、横の歯が内側に寄って来る可能性も。
できれば4歳くらいまでに指しゃぶりを止めさせるようにしましょう。

☆歯軋り
歯軋りをするとかなり強い力が上下の歯に加わり、顎関節にも負担をかけてしまうため、歯並びに悪影響を及ぼす事があります。

☆頬杖
頬杖をつくと片側の顎に負荷がかかり、歪みが生じるため、歯並びに影響します。

☆爪噛み
爪噛みが癖になってしまうと、常に不自然に口を動かすようになるので、歯並びだけではなく額関節にも悪い影響を及ぼしてしまいます。

☆方側で噛む
方側だけで食べ物を噛むと、顎の骨や歯列が歪み、歯並びも悪くなります。

☆丸飲み
食べ物を噛まずに飲んでいると、顎が発達せず、歯並びにも影響します。

☆舌癖
舌で触ったり押したりする癖があると、その押してしまう歯の並びが悪くなり、出っ歯や受け口、開咬の原因にもなります。

☆うつ伏せ寝
うつ伏せで寝るのが癖だと、重みが口元にかかり、歯並びに悪影響を与えます。

☆姿勢
普段から猫背だと上顎が前に出てしまい、また首が傾いていると噛み合わせがズレてしまうため、歯並びにも影響します。


このような癖があると、子どもたちの歯並びに悪影響を及ぼしてしまいますが、親があまり口うるさく言うと、逆に癖が酷くなってしまう事も。子ども自身が、それは悪い癖なのだと自覚できるように、何故その癖が悪いのかをしっかり説明してあげましょうね。 マウスピースによるプレ矯正 のページを読む 

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